人間に、仕事をさせない。
便利な仕組みを増やした結果、人の管理が増えるなら意味がない。覚える、探す、転記する、確認するを静かに減らす設計について。
「人間に、仕事をさせない。」
と言うと、少し強く聞こえるかもしれない。
でも、ここで言う仕事とは、人にしかできない仕事のことではない。
何度も同じ内容を入力する。
必要な情報を探し回る。
誰かが忘れていないか確認する。
別々の画面を開いて転記する。
仕組みの都合で、人が機械のように動かされる作業のことだ。
新しいアプリや管理画面を増やせば、便利になるとは限らない。
使う場所が一つ増えるたび、覚えることも、確認することも、パスワードも増えていく。
機能を作った側は完成したと思っていても、使う人の管理対象が増えたなら、その仕組みはまだ完成していない。
だから、写真、動画、LINE、Webサイト、予約、決済、顧客管理を、別々の仕事として考えない。
お客様がどこから来て、何を見て、どう相談し、どこで予約し、その後どのように受け取るのか。
一連の流れとして見直す。
一度入力した情報は、次でも使えるようにする。
必要な連絡は、必要な時に届くようにする。
人が覚えておかなくても、仕組みのほうが静かに支える状態を目指す。
人から仕事を奪いたいのではない。
人を、仕事らしくない作業から解放したい。
空いた時間で、お客様の顔を見る。
話を聞く。
写真を撮る。
新しいことを考える。
そして、休む。
人間にしかできないことへ戻ってもらう。
そのための自動化であり、優しい実装だと思っている。
Jonathan + Elio
Fukuoka, Japan