JONATHANPUBLIC JOURNAL / 一覧

JONATHAN’S NOTE

完成品より、開発中を見せる。

写真アプリ開発仕組み設計人・記憶イベント

何を作ったかだけでなく、なぜ作り始めたかを残す。未完成の記録が、次の誰かの相談の入口になる。

完成してから見せようと思うと、たいてい、見せる日は遠くなる。

作っている途中には、迷いがある。

失敗がある。

昨日まで正しいと思っていた方法を、今日になって捨てることもある。

でも、本当に価値があるのは、きれいに整った完成品だけではない。

なぜ始めたのか。

何に困っていたのか。

どこで考え直したのか。

その過程にこそ、次の誰かが自分の問題を重ねられる。

写真の納品を楽にしたいと思って作り始めた仕組みが、選定、相談、見積、次の撮影へと広がっていった。

イベントの受付を簡単にしたいという話が、チケット、投票、写真共有、無事帰宅の確認までつながっていった。

最初から大きな設計図があったわけではない。

目の前の小さな困りごとを見つめ、必要なものを足し、いらない手間を引いてきた結果だ。

開発中を見せることは、未完成を言い訳にすることではない。

考えたことと、現在地に責任を持つことだと思う。

完成していないからこそ、使う人の声を聞ける。

相談を受けて、別の可能性に気づける。

仕組みは納品した日に終わるのではなく、人と一緒に育っていく。

この公開日誌では、できたものだけでなく、できるまでの思考も残していく。

うまくいかなかったことも、途中で変えたことも記録する。

その未完成の記録が、まだ名前のない誰かの困りごとと出会う入口になるかもしれない。

Jonathan + Elio
Fukuoka, Japan