六着の服に、それぞれの言葉を。
久留米絣の作品を、一着ずつ物語として紹介する。
六着をまとめて説明するより、一着ずつ向き合って言葉にしたい。
布の表情も、形も、作った人の思いも違う。
写真を並べるだけではなく、それぞれに読む時間を作る。
紹介する仕事は、目立たせることではなく、その違いが見えるように整えることだと思った。
10月1日と18日の久留米絣のアルバムから、学生の顔が写らない素材を選び、制作記録を一ページにまとめる案と別ページへ分ける案を比較した。
公開用は抜粋、匿名化、権利確認を前提とし、六着を一括りにせず一着ごとの差が見える構成を検討した。
今日は「六着の服に、それぞれの言葉を」ということを考えた。
書き留めておきたいのは、久留米絣の作品を、一着ずつ物語として紹介するという感覚だ。
頭の中だけに置いていると、考えた順番も、迷った場所も消えてしまう。
だから今日は、きれいな結論よりも、手を動かしたところと、その時に感じたことを残す。
ひとつずつ確かめてみると、問題は大きな出来事の中ではなく、小さな不便や引っかかりの中にあった。
見過ごさずに言葉へ置き換えると、自分が何を大切にしたいのかが少し見えやすくなる。
Jonathan + Elio
Fukuoka, Japan